投稿日: Dec 3, 2019
本日 AWS は、機械学習を使用した高精度で使いやすい新しいエンタープライズサーチのサービスである Amazon Kendra を発表します。Kendra は、自然言語を使用したより直感的な検索方法を提供し、より正確な回答を返します。そのため、エンドユーザーは会社全体に広がる膨大な量のコンテンツに保存されている情報を見つけることができます。ユーザーは、「産休期間はどれぐらいですか」といった質問をし、「14 週間」といった具体的な回答を得ることができます。または「VPN はどう設定したらよいですか」という質問をし、その方法を説明したドキュメントから特定の文章を抽出できます。Kendra により、マニュアル、調査レポート、FAQ、HR ドキュメント、カスタマーサービスガイドなどのコンテンツから精度の高い正確な検索が行えます。
Kendra は、セットアップおよび管理ワークフロー用のコンソールアプリケーションとして、また柔軟性を高めるための API としてご利用いただけます。Kendra のプレビュー版には、SharePoint Online、Amazon S3、およびデータベース用の組み込みコネクタが用意されています。また、Kendra API を使用して他のデータソースからデータを取り込むことができます。GA の場合、Kendra により、Box、Dropbox、Salesforce、OneDrive などの他の一般的なデータソース用のコネクタもご利用いただけます。データが取り込まれると、すぐにコンソールで検索をテストし、Kendra がコンソールで提供するコードサンプルを用いて、検索コンポーネントをアプリケーションに簡単にデプロイできます。Amazon Kendra は、IT、医薬品、保険、エネルギー、産業、金融サービスなどの特定のドメインで正確な回答が見つけられるように最適化されています。Kendra の機械学習モデルは、エンドユーザーの検索パターンとフィードバックをキャプチャすることにより、お客様ごとに定期的に更新されます。これにより、Kendra の検索は企業内の情報トレンドと関連付けられるようにします。
Woodside、3M、Sage といったお客様は、Kendra のパワーを目の当たりにし、既存のソリューションと比較して検索時の精度が向上し、速度が大幅に改善されたと報告しています。
使用を開始するには、ドキュメントを参照してください。ドキュメントには、最初のインデックスの作成、データソースの追加、検索のテスト、アプリケーションへの Kendra 検索のデプロイについて詳述されています。また、インデックスのフィールドの優先順位を上げることにより、関連性を調整する方法についても説明します。Kendra Preview は、今日から、北バージニア、オレゴン、アイルランドのリージョンにおいて、AWS SDK と AWS CLI の AWS コンソールでご利用いただけます。詳細については、AWS リージョン表をご覧ください。