投稿日: Feb 4, 2020
AWS Storage Gateway サービスでは、すべてのゲートウェイタイプを対象としたデプロイオプションの 1 つとして Linux Kernel-based Virtual Machine (KVM) ハイパーバイザを使用できることになりました。KVM ハイパーバイザベースのオンプレミスインフラストラクチャをご使用の場合は、貴社環境に Storage Gateway をデプロイすると、クラウドストレージを仮想化して無制限にアクセスできるようになります。
オープンソースの仮想化テクノロジーである KVM を使用すると、Linux ベースのホストマシンを 1 個または複数の仮想マシンに転換できます。この新機能で、Storage Gateway は KVM ハイパーバイザにデプロイできることになりました。Storage Gateway では、Red Hat Enterprise Linux 7.7、CentOS 7.7、Ubuntu 18.04 LTS、Ubuntu 16.04 LTS、および仮想化拡張機能を搭載した Intel x86 CPU を使用するホストマシン上の QEMU-KVM がサポートされています。
ハイブリッドクラウドストレージサービスである Storage Gateway では、NFS、SMB、iSCSI、iSCSI-VTL の各インターフェイスを使用することにより、オンプレミスのアプリケーションが実質的に無制限のクラウドストレージにアクセスできるようになります。本サービスを使用すると、データを AWS にバックアップおよびアーカイブし、オンプレミスのストレージをクラウドベースのファイル共有に移行できます。また、オンプレミスのアプリケーションから AWS 内のデータに低レイテンシーでアクセスできるようになります。Storage Gateway はオンプレミスの仮想アプライアンス (VMware ESXi、Microsoft Hyper-V、Linux KVM)、オンプレミスのハードウェアアプライアンス、AWS の Amazon EC2 インスタンスにもデプロイ可能です。
Storage Gateway は、AWS GovCloud (米国西部) および中国 (北京) を含む 20 の AWS リージョンで利用可能です。Storage Gateway の利用を開始するには、AWS Storage Gateway ユーザーガイドの手順を参照してください。