投稿日: Mar 4, 2020

フルマネージドソース管理サービスの AWS CodeCommit は、複数のアカウントまたは短期間の認証情報で CodeCommit を使用するお客様をサポートする新しい Git リモートヘルパーをリリースしました。このリモートヘルパー git-remote-codecommit は、AWS CLI 用に設定したプロファイル情報を使用します。さらに、CodeCommit リポジトリを一意に識別する URL パターンを有効にする新しいプロトコル (codecommit://) も導入しました。

AWS CodeCommit リモートヘルパーは、AWS CLI プロファイルとの統合を改善します。このリモートヘルパーは、gitconfig ファイルに設定を追加する必要はありません。このリリースでは、以前 AWS CLI に含まれる認証情報ヘルパーをご使用のお客様に、より堅牢なオプションを提供します。認証情報ヘルパーは、一時的な認証情報をオペレーティングシステムの認証情報キャッシュにキャッシュします。これにより、認証情報は有効期限が切れると失効します。これは、短期間の認証情報を使用したお客様が利用できる唯一のオプションでした。今回のリリースでは、すべてのお客様が git-remote-codecommit を使用できます。これにより、オペレーティングシステムの認証情報キャッシュに認証情報がキャッシュされなくなり、多要素認証 (MFA) でもリポジトリにアクセスできるようになります。

リモートヘルパーは、新しい URL パターンを導入しています。URL パターン codecommit::{region}://{aws_cli_profile}@{repositoryname} (codecommit::us-west-2://dev-account@Hello-Dublin など) を使用して、リポジトリにアクセスできるようになり、複数のアカウントでリポジトリを操作するプロセスが簡単になりました。これらの URL をビルドスクリプトと設定ファイルに保存でき、認証に使用する認証情報を使って接続する必要はありません。

リモートヘルパーは github.com/aws/git-remote-codecommit でライセンスされている Apache V2 です。ご支援をよろしくお願いします。 詳細については、AWS CodeCommit のドキュメントをご参照ください。 

AWS CodeCommit は、Git ベースのリポジトリをセキュアにホストするフルマネージド型のソース管理サービスです。チームでのコードによるコラボレーションが、セキュアでスケーラビリティの高いエコシステムで簡単に行えるようになります。AWS CodeCommit の使用方法についての詳細は、チュートリアルをお試しいただくか、直接コンソールにアクセスしてください。

AWS CodeCommit が利用できる AWS リージョンの完全なリストについては、AWS CodeCommit のドキュメントをご参照ください。