投稿日: Dec 10, 2020
AWS は本日、AWS Transit Gateway の新機能である、AWS Transit Gateway Connect の可用性についてお知らせいたしました。この機能は、ソフトウェア定義済み Wide Area Network (SD-WAN) アプライアンスを AWS にネイティブに統合することでブランチ接続を簡素化します。
これまで、お客様は AWS に SD-WAN ソリューションをデプロイするために修理や組み立てなどを自分で行う (DIY) アプローチに依存する必要がありました。この DIY アプローチには、トランジット VPC VPN 接続の複雑なプロビジョニングプロセスが含まれます。これには、クラウドでサポートされる SD-WAN 機能の欠如、帯域幅の制限、ルーティング制限、運用上の負担の増加、コストの増加などのトレードオフが伴います。
AWS Transit Gateway Connect は、SD-WAN アプライアンスを AWS Transit Gateway と統合するためのネイティブな方法を提供します。お客様は、Generic Routing Encapsulation (GRE) や Border Gateway Protocol (BGP) などの標準プロトコルを使用して、パートナーオーケストレーションプラットフォームを介して数回クリックするだけで、SD-WAN エッジを AWS にシームレスに拡張できるようになりました。Transit Gateway Connect は、帯域幅の改善などのさらなる利点を顧客に提供し、ルート制限を増やした動的ルーティングをサポートするため、SD-WAN アプライアンスと Transit Gateway の間に複数の IPsec VPN を設定する必要がなくなります。これにより、ネットワーク設計全体が簡素化され、関連する運用コストが削減されます。さらに、Transit Gateway Connect は AWS Transit Gateway Network Manager と完全に統合されており、グローバルネットワークトポロジ、アタッチメントレベルのパフォーマンスメトリック、およびテレメトリデータを通じて高度な可視性を顧客に提供します。
AWS Transit Gateway Connect は、Cisco (SD-WAN、ACI) Aruba (HPE)、Silver Peak、Fortinet、Versa Networks、Palo Alto Networks (CloudGenix、VM シリーズ)、Citrix、Aviatrix、128 Technology、Sophos、Arista Networks、Aryaka、Alkira など、多くの主要な SD-WAN およびネットワーキングパートナーによってサポートされています。AWS Transit Gateway Connect は、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン、カリフォルニア北部)、および欧州 (アイルランド) リージョンで利用できます。AWS の他のリージョンでも近日中にサポートを開始する予定です。