投稿日: Jan 28, 2021

本日から、PostgreSQL メジャーバージョン 11 から 12 への Amazon Aurora データベースクラスターのインプレースアップグレードを実行できます。データベースをバックアップして新しいバージョンに復元する代わりに、Amazon RDS マネジメントコンソールで数回のクリック操作を行うだけでアップグレードできます。また、AWS SDK または CLI を使用することも可能です。

PostgreSQL 12 には、改善されたインデックス作成の管理機能、向上したパーティション分割機能、SQL/JSON の仕様ごとの JSON パスクエリが含まれています。また、ICU 提供のコレーションにおける大文字/小文字の区別やアクセントの区別をサポートする非決定性コレーション、クエリプランを改善するための最も一般的な値の統計、式により値を計算する generated column の作成など、多くの追加機能も含まれています。

アップグレードを行うには、対象の DB クラスターと連携している AWS マネジメントコンソールで [Modify] オプションを選択し、Aurora PostgreSQL 12 のアップグレードしたいバージョンを選択して、ウィザード画面に進みます。このアップグレードは、デフォルトでは、次回のメインテナンスウィンドウ中に適用されます。また、[Apply Immediately] を選択した場合はすぐに適用されます。このどちらの場合においても、アップグレード完了に伴いデータベースが数分間利用不可能になり、データベースインスタンスが再起動することにご注意ください。詳細については Aurora のドキュメントをご覧ください。この機能は、Aurora PostgreSQL がサポートされているすべてのリージョンでご利用いただけます。

Amazon Aurora は、ハイエンドな商用データベースのパフォーマンスと可用性に、オープンソースデータベースのシンプルさとコスト効率性を兼ね備えています。Amazon Aurora は、一般的な PostgreSQL データベースと比べてパフォーマンスが最大 3 倍優れており、さらにより高いスケーラビリティ、耐久性、セキュリティを備えています。詳細については、Amazon Aurora 製品ページをご覧ください。Amazon Aurora PostgreSQL の使用を開始するには、使用開始ページをご覧ください。