投稿日: Jan 29, 2021
Amazon Elastic File System (Amazon EFS) でのファイルシステムの読み取りスループットが最大 3 倍になりました。例えば、Amazon EFS standard に保存されているデータでは、バーストモデルのファイルシステムで 300MB/秒のバースト読み取りスループットまたは TiB あたり 300MB/ 秒 (いずれか高い方) が実現します。1 GB/秒のプロビジョニング済みスループットが設定されている場合、アプリケーションでは、最大 3 GB/秒の読み取りオペレーションが可能になります (書き込みオペレーションは引き続き 1 GB/秒です)。アプリケーションや設定の変更は必要ありません。
Amazon EFS では、シンプルかつスケーラブルなサーバーレスファイルストレージを AWS クラウドサービスとオンプレミスリソースで使用できます。読み取りスループットの改善により、Amazon EFS 上で実行するほとんどのアプリケーションのパフォーマンスが向上します。特に、ウェブサービスや機械学習 (ML) のような多くの読み取り処理が必要なワークロードでのパフォーマンスが向上します。このようなワークロードは、一般的に Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) および Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) を使用するコンテナや AWS Lambda を使用してデプロイされています。読み取りスループットが強化された結果、ML 推論のようなリアルタイムアプリケーションでの同時リクエストの数が 3 倍になり、ML モデルトレーニングジョブが 3 倍の速度で完了できるようになります。
強化されたスループットは、AWS GovCloud (米国) リージョン、Sinnet が運営する AWS 中国 (北京) リージョン、NWCD が運営する AWS 中国 (寧夏) リージョンを含むすべての AWS リージョンで追加費用なしで利用できます。Amazon EFS のパフォーマンスの詳細については、Amazon EFS のドキュメントを参照してください。