投稿日: Apr 15, 2021

Amazon EventBridge クロスリージョンのイベントバスをターゲットにできるようになりました。お客様は、中心的なリージョンで各イベントを集約することが可能になります。必要なすべてのイベント情報を一カ所に格納できます。この機能により、デベロッパーはイベントを検索しそれに対応するためのコードを記述することを、より簡単に行えるようになります。さらに、機密性のあるイベントへのアクセス権限を管理したり、組織全体で生成されるイベントからのインサイトを取得したりすることが可能となります。また、複数のリージョンで重複するインフラストラクチャーを管理する必要がなくなるので、運用にともなう労力も削減されます。

EventBridge は、サーバーレスのイベントバスです。このサービスでは、独自のアプリケーション、サードパーティーの SaaS アプリケーション、およびその他の AWS のサービス間でイベントをルーティングすることにより、スケーラブルなイベント駆動型アプリケーションを作成できます。お客様は、データの送信先を判断するためのルーティングルールを構成して、データやシステムの変更が発生した際の、アプリケーションアーキテクチャの応答を設定できます。Amazon EventBridge では、イベントの取り込みと配信、セキュリティ確保、承認、そしてエラー処理が自動的に行われるため、イベント駆動型アプリケーションを簡単に構築できます。

クロスリージョンでのイベントバスをターゲットとして有効化するために必要なのは、次のサポートされている送信先リージョンの 1 つで、イベントバスの Amazon リソースネーム (ARN) を指定するだけです。送信先リージョン: バージニア北部 (us-east-1)、オレゴン (us-west-2)、アイルランド (eu-west-1)このイベントバスは、任意のアカウントにある新規もしくは既存の任意のルールで、ターゲットとして使用できるようになります。送信先リージョンへのイベントのルーティングは、EventBridge により行われます。また、リソースベースのポリシーを利用すれば、イベントバスでのアクセス許可をきめ細やかに管理できます。さまざまなリージョン間でアカウントを通過できるイベントをコントロールできます。

このサービスは、AWS マネジメントコンソールまたは API により使用を開始できます。わずか数クリックで、送信先リージョン内のイベントバスへのイベントの送信が開始します。クロスリージョンでの呼び出しは、カスタムイベント料金と同様に課金されます。料金については、EventBridge の料金ページでご確認ください。 

クロスリージョンイベントは、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン、北カリフォルニア)、中東 (バーレーン)、欧州 (アイルランド、ストックホルム、パリ)、アジアパシフィック (東京、シンガポール、シドニー) の各リージョンから送信することができます。また、その他のリージョンも追加予定です。

詳細は、以下をご確認ください。