投稿日: Apr 12, 2021
Amazon Redshift のデータ共有により、データのコピーやデータの移動に伴う面倒や遅延なしに、読み取り目的で Redshift クラスター間でライブデータを共有できます。Redshift では、ワークロードの要求に応じて、オンデマンドで、またはスケジュールに基づいて、データ共有コンシューマークラスターを一時停止および再開できます。この新機能により、コンシューマークラスターとのデータ共有を可能にしながら、プロデューサークラスターを一時停止することもできます。
プロデューサークラスターが一時停止しているときにデータを共有する機能は、プロデューサークラスターのワークロードが散発的または断続的なユースケースでのコストを削減するのに役立ちます。例えば、データの取り込みと処理が 1 日に数回しか行われない場合や、データセットが静的であることが多い開発/テスト環境が考えられます。この機能により、コンシューマークラスター上の共有データにアクセスするクエリは、引き続き Redshift マネージドストレージレイヤーから直接データを読み取ります。プロデューサークラスターが一時停止された場合、プロデューサークラスターのマネージドストレージに対してのみ料金が発生します。
プロデューサークラスターが一時停止しているときにデータ共有を使用する機能は、データ共有が利用可能なすべてのリージョンでご利用いただけます。具体的には、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (パリ)、欧州 (ストックホルム)、および南米 (サンパウロ) で利用可能です。拡張された VPC ルーティング (EVR) が有効になっている Amazon Redshift クラスターを使用しているお客様は、バージョン 1.0.25433 以降でこの機能を利用できます。