投稿日: Apr 21, 2021
AWS Ground Station が Amazon S3 へのデータ配信をサポートするようになりました。これにより、お客様は人工衛星から、利用可能な AWS リージョンの S3 バケットに、直接データを取り込めるようになります。これで、人工衛星データを取り込む方法の選択肢が広がり、低コストのアーカイビングや、自動化されたプロセスチェーンを開発できるようになります。お客様はリアルタイムの処理のために Amazon EC2 に人工衛星のデータをストリーミングするか、代わりに Amazon S3 にデータを直接保存できます。
AWS Ground Station は、人工衛星通信の制御や人工衛星データの処理、さらにスケーラブルな人工衛星の運用を可能にするフルマネージドサービスです。この新機能により、Amazon S3 バケットにペイロードとテレメトリデータを直接取り込むことができます。Mission Profile 内のファイルの保存先を設定し、Amazon S3 に配信されたデータをシームレスにプロセスパイプラインへ統合できます。また、Amazon が提供する低レイテンシーかつ広帯域幅のグローバルネットワークを使用しながら、他の AWS のサービスと宇宙関係のワークロードをほぼリアルタイムで簡単に統合できます。たとえば、日々、テラバイト規模のデータをダウンリンクするお客様であれば、Amazon SageMaker などの AWS のサービスに簡単にアクセスし、有用な情報を素早く引き出すことができます。
AWS Ground Station は現在、米国西部 (オレゴン)、米国東部 (オハイオ)、中東 (バーレーン)、欧州 (ストックホルム)、アジアパシフィック (シドニー)、欧州 (アイルランド)、アフリカ (ケープタウン)、米国東部 (バージニア北部)、欧州 (フランクフルト) リージョンで利用可能です。アンテナは米国ハワイに設置されています。また近々、さらなるリージョンとアンテナが追加される予定です。