投稿日: Apr 2, 2021
本日より、Bring Your Own IP (BYOIP) は、GovCloud (米国東部)、GovCloud (米国西部)、アジアパシフィック (香港)、および米国西部 (北カリフォルニア) の 4 つの AWS リージョンでご利用いただけるようになりました。
BYOIP を使用すると、独自の IPv4 および IPv6 アドレスを AWS に持ち込み、インターネット上でアドバタイズできます。ご自分の BYOIPv4 アドレスから Elastic IP アドレスを作成し、そのアドレスを EC2 インスタンス、Network Load Balancer、NAT ゲートウェイなどの AWS リソースで使用できます。BYOIPv4 アドレスから作成した Elastic IP アドレスは、AWS から取得した Elastic IP アドレスと同じように正しく動作します。BYOIPv6 アドレスは、AWS が提供する IPv6 アドレスと同じように機能します。例えば、これらの IPv6 アドレスを VPC 内のサブネット、Elastic Network Interface (ENI)、および EC2 インスタンスに関連付けることができます。さらに、Direct Connect を介してアドバタイズすることにより、オンプレミスネットワークへのプライベート接続に BYOIPv6 を使用できます。
パートナーや顧客がファイアウォールで許可リストに登録するような信頼できる IP アドレスを使用しているアプリケーションは、パートナーや顧客に IP アドレスの許可リストを変更させることなく AWS に移行できます。BYOIP は、エンドポイントからのトラフィックが意図する受信者に到達できるようにする IP アドレスレピュテーションに依存する業務用 E メールサービスなどのアプリケーションにも有用です。コンプライアンスや規制上の理由から独自の IPv6 アドレスを使用する必要がある場合は、BYOIPv6 を使用して、中断を最小限に抑えつつ、AWS で IPv6 アプリケーションを作成できます。
BYOIP 機能に追加料金は発生しません。また、BYOIP アドレスプレフィックスで作成した Elastic IP アドレスも無料です。
このリージョンの拡大により、BYOIP は、アジアパシフィック (香港)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (シンガポール)、カナダ (中部)、欧州 (ダブリン)、欧州 (ロンドン)、欧州 (フランクフルト)、南米 (サンパウロ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、GovCloud (米国東部)、および GovCloud (米国西部) といった各 AWSリージョンでご利用いただけます。
この機能の詳細については、BYOIP のドキュメントをご覧ください。