投稿日: Apr 12, 2021
NICE DCV は、高性能なリモートディスプレイプロトコルです。これを使うと、ハイパフォーマンス GPU を搭載したサーバーにホストされた 3D グラフィックスアプリケーションなどのリモートデスクトップ、またはアプリケーションのセッションに安全にアクセスできるようになります。
以下の新機能を備えた NICE DCV バージョン 2021.0 がリリースされたことをお知らせいたします。
- Windows Server 向けウェブカムのリダイレクト - これで、NICE DCV リモートセッションで実行されているビデオ会議またはストリーミングアプリケーションでローカルウェブカメラを使用できるようになりました。
- Linux サーバーでのプリンターリダイレクトのサポート - DCV ストリーミングセッションからローカルコンピューターに接続されているプリンターに印刷ジョブをリダイレクトできるようになりました。
- クライアントとしての M1 Mac のサポート - NICE DCV Mac クライアントを、M1 チップを搭載した Macs で実行できるようになりました。
- Mac ネイティブクライアントでのマルチモニターサポート - DCV Mac クライアントを介して複数のモニターを使用できるようになりました。
- NICE DCV セッションマネージャーの改善 - セッションマネージャーに、サーバーを記述し、CPU やメモリの使用率などのサーバーメトリクスを監視し、セッションサムネイルのキャプチャを有効にし、サーバーあたりのセッションの最大数を制限する新しい API が含まれるようになりました。
- G4ad インスタンスタイプのサポートの改善 - Windows サーバーと Linux サーバーの両方の Amazon EC2 G4ad インスタンスで AMD GPU を使用して GPU アクセラレーションビデオエンコーディングを利用できるようになりました。
NICE DCV は Amazon Appstream 2.0 や AWS RoboMaker が使用するリモートディスプレイプロトコルであり、Amazon EC2 インスタンスで無料でお使いいただけます。Leostream などのサードパーティの接続ブローカーを介して NICE DCV を使用することもできます。