投稿日: May 24, 2021
Amazon EMR でクラスターを作成する際に、Amazon EC2 オンデマンドキャパシティー予約 (ODCR) を使用できるようになりました。長時間稼働するクラスターをローテーションする場合、プロビジョニングする新しいインスタンスのインスタンスタイプとアベイラビリティーゾーンに対して厳格な要件が課される場合があります。キャパシティー予約を使用すると、クラスターローテーションを中断することなく完了するためのキャパシティーを確保できます。また、キャパシティー予約を使用して、個々のワークロードの連続する一時的なクラスターのグループをプロビジョニングし、あるクラスターを終了するときに次のクラスターがキャパシティー予約を使用できるようにすることもできます。
デフォルトでは、EMR により最低価格戦略を使用してオンデマンドインスタンスがプロビジョニングされます。つまり、キャパシティー要件を満たすために、最低価格のインスタンスが最初に使用されます。プロビジョニングされたインスタンスが、利用可能な「open」でのキャパシティー予約の属性 (インスタンスタイプ、プラットフォーム、テナンシー、アベイラビリティーゾーン) と一致する場合、「open」でのキャパシティー予約が自動的に適用されます。現在、配分戦略でインスタンスフリートを使用することにより、最初に「open」または「targeted」でのキャパシティー予約を使用する EMR クラスターをプロビジョニングして、必要に応じて最低価格戦略にフォールバックできます。また、プロビジョニングされたインスタンスがそれらの属性と一致する場合でも、「open」でのキャパシティー予約、つまりデフォルトの使用を上書きすることも選択できます。
キャパシティー予約はいつでもキャンセルできます。キャンセルによって、キャパシティー予約を使用している既存の EMR クラスターが影響を受けることはありません。EMR クラスターは、停止を選択されるまでオンデマンドインスタンスを実行し続けます。ただし、新しいクラスターや既存のクラスターにプロビジョニングされた追加のインスタンスは、キャンセルされたキャパシティー予約を使用することはできません。代わりに、他の利用可能なキャパシティー予約やオンデマンドプールを使用することができます。開始するには、「インスタンスフリートでキャパシティー予約を使用」、「オンデマンドキャパシティー予約」をお読みいただいてから、「targeted」でのキャパシティー予約のデモをご覧ください。