投稿日: Jun 10, 2021

Amazon Athena の最新のクエリエンジンは、Athena を利用できる全 24 の AWS リージョンで一般提供が開始されます。Athena エンジンバージョン 2 をご利用のお客様は、新機能やパフォーマンスの向上により、データ分析がこれまで以上に容易になり、コスト効率も高くなります。 

Athena エンジンバージョン 2 の新機能により、データをさらに活用することができます。横串検索は、オンプレミスやクラウドに保存されているデータソースに対して、簡単に導入できるコネクタを使用してクエリを実行することで、データレイクの範囲を拡大します。ユーザー定義関数 (UDF) を使用すると、カスタム関数を適用して機密データをマスキングしたり、他の AWS サービスを活用してデータを翻訳したりできます。Athena と Amazon SageMaker の統合により、ユーザーは機械学習モデルから予測を生成し、その結果をレポートやダッシュボードアプリケーションで使用することができます。データから位置情報に基づいた洞察を得るために、拡張されたネイティブの地理空間機能を活用することができます。

Athena のクエリエンジンに対する最近の機能強化では、コスト削減とクエリの効率化が実現しました。ネストされたデータや述語のプッシュダウンに対するエンジンの動作が新たに改善され、スキャン対象のデータを減らすことでクエリを高速化します。ORDER BY やウィンドウ関数を使用したクエリでは、メモリ不足エラーを減らすために、ディスクへの自動スピルが行われるようになりました。機能と機能強化の詳細なリストについては、Athena エンジンのバージョンリファレンスを参照してください。

Athena コンソールを数回クリックするだけで、Athena エンジンバージョン 2 にアップグレードできます。アップグレードを開始するには、Athena エンジンのバージョンの変更を参照してください。Athena エンジンバージョン 2 をサポートする AWS リージョンのリストについては、Athena エンジンのバージョン 2 を参照してください。