投稿日: Jul 27, 2021
本日、AWS は、Route 53 の新機能である Amazon Route 53 Application Recovery Controller の一般提供を発表しました。この機能を利用すると、デベロッパーはアプリケーションの障害回復能力を継続的にモニタリングし、AWS のリージョン、アベイラビリティーゾーン、オンプレミスのインフラストラクチャにわたる復旧を制御しやすくなります。Amazon Route 53 は、エンドユーザーやアプリケーションのリクエストをインターネット上のアプリケーションにルーティングする可用性と拡張性に優れたクラウドベースの DNS サービスです。Application Recovery Controller は、個別の AWS やオンプレミスの各所で動作する冗長アプリケーションのレプリカ間でトラフィックのフェイルオーバーをトリガーします。また、Application Recovery Controller は、アプリケーションに関連付けられた AWS リソースの設定やルーティングポリシーをモニタリングし、レプリカを使用したアプリケーションの復旧能力に影響を与える変更が加えられた場合にアラートを発します。
この機能により、従来のツールやプロセスを使用してアプリケーションリカバリを管理する際に必要とされていた手動ステップが不要になり、アプリケーションリカバリの実行がしやすくなり、信頼性が向上します。Application Recovery Controller は、障害が発生した場合にほぼ即座な復旧を可能にし、これはリアルタイム決済処理やトレーディングエンジンなど、きわめて高い可用性が求められるアプリケーションの要件です。Amazon Route 53 でサポートされているリージョンの一覧については、AWS リージョン表を参照してください。
Amazon Route 53 Application Recovery Controller の詳細については、ローンチブログを参照してください。Amazon Route 53 Application Recovery Controller の使用を開始するには、Amazon Route 53 Application Recovery Controller ページを参照してください。