投稿日: Jul 27, 2021
FreeRTOS 202107.00 には、Simple Network Time Protocol (SNTP) クライアントライブラリが含まれ、デベロッパーが FreeRTOS ベースの IoT アプリケーションに時刻情報を追加しやすくなっています。 coreSNTP は、デバイスとクラウドの間でクロックを同期させるための SNTP クライアントライブラリです。
coreSNTP は、デバイスに時刻を表示したり、ビジネスロジック (例えば、温度や照明の制御) に時刻データを必要とする IoT アプリケーションで使用できます。さらに、coreSNTP を使用すると、クラウドとの TLS ハンドシェイク時に証明書を検証したり、必要に応じてクラウドストレージリクエストを認証するための署名 (例えば、Amazon Simple Storage Service への HTTP リクエストのための SigV4 署名)を生成できます。SNTP 機能は、外部電源がない状態では日時情報を保有できない IoT デバイス (例えば、リアルタイムクロックモジュールを搭載していない IoT デバイス) で特に重要になります。coreSNTP ライブラリの詳細については、 README を参照してください。
使用を開始するには、FreeRTOS.org ダウンロードページまたは GitHub から FreeRTOS ソースコードをダウンロードします。詳細情報は FreeRTOS.org ライブラリページにあります。