投稿日: Aug 5, 2021
Amazon CloudWatch は、クロスアカウントアラームを発表しました。これはお客様がアラームを設定し、他の AWS アカウントのメトリクスの変更に基づいてアクションを実行できる新機能です。クロスアカウントアラームでは、別の AWS アカウントのメトリクスの傾向に基づいてアラートを発し、既存のクロスアカウントダッシュボードと組み合わせて使用することで、一元化されたモニタリングアカウントでオペレーションの可視性を設定することができます。クロスアカウントアラームを使用すると、別の AWS アカウントのトレンドメトリクスが、オペレーション上の問題が発生したり、エンドユーザーエクスペリエンスに影響を与えたりする前にさらなる調査が必要であることを示している場合に、アラートを受けることができます。
例えば、AWS アカウントをモニタリングアカウント専用として設定し、チームが本番稼働用アプリケーションを実行する多くの異なる AWS アカウントをモニタリング、トラブルシューティングに使用します。クロスアカウントアラームを使用して、すべての本番稼働用アカウントの EC2 インスタンス全体の平均もしくは最大 CPU 使用率 が 80% など許容できる閾値を超えた場合に、チームに通知することができます。Metric Math を使用して異なるアカウントのメトリクスを結合させ、モニタリングアカウントの複合アラームを使用してクロスアカウントアラームを階層に整理することができます。
クロスアカウントアラームは、すべての商用 AWS リージョンで利用可能になりました。CloudWatch アラームの標準料金が適用されます。詳細は、料金ページを参照してください。開始するには、まずクロスアカウントのアクセス許可を有効にして、他の AWS アカウントのメトリクスでモニタリングアカウントを可視化します。次に、CloudWatch アラームコンソールに移動し、[Create Alarm (アラームの作成)] をクリックします。表示許可を付与したアカウントからメトリクスを検索し、選択できるようになります。
クロスアカウントアラームの開始方法は、ドキュメントを参照してください。