投稿日: Aug 11, 2021
AWS IoT SiteWise は、AWS IoT SiteWise 数式に 3 つの新しい拡張機能をサポートするようになり、ユーザーがほぼリアルタイムで IoT アセットをより柔軟にモニタリングできるようになりました。
AWS IoT SiteWise 変換は、引数を受け取らずに現在のタイムスタンプ値を返す既存のタイムスタンプ機能に加えて、引数としてタイムスタンプ関数に変数を渡す機能をサポートするようになりました。timestamp(variable-name) 関数は、指定された変数のタイムスタンプを返します。
AWS IoT SiteWise 変換は、pretrigger() と呼ばれる新しい時間関数もサポートするようになりました。preTrigger(variable-name) 関数は、計算をトリガーした更新の前の変数値を返します。お客様は、pretrigger 機能を使用して、状態の期間と状態遷移を識別できます。製造業者が AWS IoT SiteWise を使用して機械の状態をモニタリングする例を考えてみましょう。製造業者は、製造プロセスを表す測定 current_state を追跡します。ここで、0 は機械がクリーニング状態にあることを示し、1 は機械が製造状態にあることを示します。機械が予想よりも長くクリーニング状態にある場合、製造業者は機械を調査することをお勧めします。if(pretrigger(current_state) == 1, timestamp(current_state) - timestamp(pretrigger(current_state)), none) の条件付き論理式を使用する cleaning_state_duration のような変換は、機械がクリーニング状態にある期間を判別するのに役立ちます。
さらに、AWS IoT SiteWise は、集計関数内でネストされた式もサポートするようになりました。この機能がリリースされるまでは、お客様は、集計関数内でこれらの変数を使用する前に、追加の変換を記述して変数を変更する必要がありました。集計関数内のネストされた式のサポートにより、集計関数自体の中にマルチレベルのネストされた式を記述できるようになります。例えば、avg(x*(x-1)), sum(x/2 )/avg(y^2 ), sum(avg(x^2 )/2) , sum(x/2, y*2) のような式が集計関数内でサポートされるようになります。
AWS IoT SiteWise は、産業機器からのデータの大規模な収集、保存、整理、およびモニタリングを実行するためのマネージドサービスです。詳細については、AWS IoT SiteWise ウェブサイトまたはデベロッパーガイドをご覧ください。