投稿日: Sep 14, 2021
Amazon Transcribe は、音声をテキストに変換する機能をアプリケーションに追加できるようにする自動音声認識サービスです。本日より、Amazon Transcribe を利用して、ストリーミング文字起こしの結果から個人識別可能情報 (PII) を自動的に削除できます。Amazon Transcribe は、最先端の機械学習テクノロジーを使用して、社会保障番号、クレジットカード/銀行口座情報、連絡先情報 (すなわち、名前、メールアドレス、電話番号、郵送先住所) などの機密情報を識別するのをサポートします。この機能により、企業は、プライバシー基準を維持しながら、進行する会話のための有益な文字起こしをコンタクトセンターのエージェントに提供できます。これらの文字起こしを使用して、スーパーバイザーがリアルタイムのインサイトを抽出し、注意が必要な通話を特定するのに役立てることができます。
Amazon Transcribe の PII リダクション機能を設定して、各ストリーミングセッションで PII を識別したり、PII を識別してマスキングしたりできます。これにより、識別された機密情報を強調表示するか、PII データを強調表示してマスキングするかを選択できます。
さらに、Amazon Transcribe では、詳細な PII カテゴリをご利用いただけるようになりました。これにより、文字起こしからマスキングまたは識別したい PII の種類を柔軟に選択できます。例えば、顧客の社会保障番号やクレジットカードの詳細を保護できますが、名前、E メール、電話番号などの他の PII フィールドを使用して、マーケティング目的のために CRM システムで顧客プロファイルを作成/更新できます。Transcribe でサポートされている PII の種類は、BANK_ACCOUNT_NUMBER、BANK_ROUTING、CREDIT_DEBIT_NUMBER、CREDIT_DEBIT_CVV、CREDIT_DEBIT_EXPIRY、PIN、EMAIL、ADDRESS、NAME、PHONE、SSN、および ALL です。
PII のマスキングは、非同期とストリーミングの両方の文字起こしジョブを使用して、米国英語で利用できるようになりました。この機能は、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、および欧州 (ロンドン) といった AWS リージョンでサポートされています。自動コンテンツリダクションの料金に記載されている追加料金が発生します。詳細については、「Introducing PII identification and redaction in streaming transcriptions using Amazon Transcribe」の投稿と Amazon Transcribe のドキュメントを参照してください。