投稿日: Sep 2, 2021
AWS Transfer Family は、 Amazon S3 および Amazon EFS での SFTP、FTPS、FTP によるファイル転送のアップロード後の処理の作成、実行、モニタリングを容易にするマネージドワークフローをサポートするようになりました。この機能を使用すると、コピーやタグ付けなどの必要なタスクをすべて調整するローコードの自動化によって時間を節約できます。カスタムロジックを作成して、Personal Identifiable Information (PII)、ウイルス、マルウェア、または不正なファイル形式や種類などのデータのエラーをスキャンするためのカスタムロジックを設定することもできます。マネージドワークフローを用いると、素早く異常を検出し、容易にコンプライアンス要件を満たすことができます。
AWS Transfer Family のマネージドワークフローは、独自のカスタムコードやインフラストラクチャを管理するオーバーヘッドなしに、コピーやタグ付けなどの一般的なファイル処理ステップをオーケストレートするのに役立ちます。マルウェアスキャンやファイルタイプの互換性チェックなどのユースケースで、AWS Lambda を使用して独自のファイル処理ロジックを導入することで、データ分析パイプラインにデータを供給する前に簡単に前処理を行うことができるようになりました。
AWS Transfer Family のマネージドワークフローを、次の 2 つのステップで今すぐ開始してください。最初に、アクションステップのシーケンスを定義して、ワークフローをセットアップします。次に、ワークフローを AWS Transfer Family のマネージドファイルサーバーの 1 つにマッピングします。これにより、ファイルの到着時に、このワークフローで指定されたアクションがリアルタイムで評価され、トリガーされるようになります。進行中のワークフローの実行をモニタリングするには、AWS Transfer Family マネジメントコンソールを使用し、Amazon CloudWatch ログを用いて詳細なログアラートをセットアップすることができます。
マネージドワークフローのサポートは、AWS Transfer Family が提供されているすべてのリージョンでご利用いただけます。この機能の詳細については、処理後のワークフローの管理の AWS Transfer Family の使用ガイドをご覧ください。