投稿日: Nov 23, 2021
Amazon S3 ライフサイクルルールを設定して保持するオブジェクトのバージョン数を制限しストレージのより大幅な節約を達成し、他のストレージクラスにオブジェクトをサイズに基づいて選択してライフサイクル移行を最適化できるようになりました。オブジェクトは古くなり、新しいバージョンに置き換えられるため、S3 ライフサイクルは、オブジェクトを移行または失効させることによりストレージコストを最適化するのに役立ちます。プレフィックス、オブジェクトタブまたはオブジェクトサイズでフィルタリングすることによりバケット全体またはオブジェクトのサブセットのライフサイクル構成を使用できます。
最新ではないバージョンの数に基づくアクションとオブジェクトサイズに基づくフィルターで S3 ライフサイクルルールをより細かく管理できるようになりました。例えば、大きなメディアファイルのみを S3 Glacier または S3 Glacier Deep Archive などのストレージクラスに移行することによりコストを最適化できます。加えて、5 日後またはより新しいバージョンのオブジェクトが少なくとも 2 つある場合、古い (最新ではない) バージョンのオブジェクトを削除することによりコストを削減できます。これにより、必要に応じてオブジェクトの追加のバージョンを保持できますが、一定時間後それらを移行または削除することによりコスト削減ができます。
最新ではないバージョンの数に基づくアクションとオブジェクトサイズに基づくフィルターを使用した新しい S3 ライフサイクルルールは、AWS GovCloud (米国) リージョンを含むすべての AWS リージョンで利用可能です。 S3 コンソール、AWS コマンドラインインターフェース (CLI)、アプリケーションプログラムインターフェイス (API)、および AWS ソフトウェア開発キット (SDK) クライアントを介して、追加費用なしで S3 ライフサイクルの新しいアクションとフィルターを使用開始できます。移行とストレージ料金に関しては、Amazon S3 料金ページにアクセスしてください。
S3 ライフサイクルの詳細については、S3 ユーザーガイドにアクセスしてください。