投稿日: Mar 15, 2022

Amazon Lookout for Vision のエッジでの使用が、すべての AWS のお客様に一般提供開始されました。選択したハードウェアデバイスに、トレーニング済みの Amazon Lookout for Vision モデルをデプロイし、クラウドに依存することなくローカルで推論を実行できます。トレーニング済みのモデルは、NVIDIA Jetson エッジアプライアンスまたは x86 コンピューティングプラットフォーム (NVIDIA GPU アクセラレーターを備えた Linux を実行しているもの) にデプロイできます。AWS IoT Greengrass を使用して、エッジ互換のカスタマイズされたモデルをデバイスのフリートにデプロイして管理できます。AWS IoT Greengrass は、オープンソースのエッジランタイムであり、デバイスソフトウェアを構築、デプロイ、管理するためのクラウドサービスです。

今回のリリースの一環として、AWS は ADLINK と提携して Amazon Lookout for Vision スターターキットも発表しました。このスターターキットには ADLINK DLAP-211-JNX Vision プラットフォームが含まれており、エッジで品質管理 AI ベースのソリューションを迅速に処理できます。ADLINK のエッジハードウェアを AWS クラウドサービスと統合する垂直ソリューションを提供し、エンドツーエンドの機械学習ソリューションをデプロイするためにクラウドとエッジの間のギャップを埋めます。Basler カメラなどの Genicam 互換カメラのサポート、Lookout for Vision モデルをトレーニングするための画像取得サポート、エッジでのこれらのモデルの簡単なデプロイ、パフォーマンスメトリクスなどのデバイスのログ機能を含んでおり、メディアパイプライン構成を簡素化するビジュアル機能や、別のローカルコンピューターで実行してイメージストリームと推論結果を監視できるビジュアルアプリケーションを提供します。

AWS と提携し、Amazon Lookout for Vision スターターキットをリリースできることをうれしく思っています。このキットを使用すると、メーカーは機械学習の経験を必要とせずに、欠陥検出ソリューションを迅速かつ簡単に開始できます」と、ADLINK Americas の CEO である Elizabeth Campbell 氏は言います。「一番良いところですか? 機械学習モデルをデプロイした後で、変化するニーズに合わせて新しい AWS 認定 ADLINK マシンビジョンシステムが開発されたら、そちらにスケールアップできるところです。

Amazon Lookout for Vision と AWS IoT Greengrass を使用すると、品質管理や欠陥評価などのプロセスについて、コンピュータビジョンを利用して目視検査をすべてエッジでリアルタイムに自動化できます。部品の損傷 (へこみ、引っかき傷、溶接不良など)、製品の部品の欠落、同じようなパターンで繰り返し発生する欠陥などの問題を生産ライン自体で事前予防的に特定できるため、時間と費用を削減できます。 Baxter International Inc. などのお客様は、目視検査を自動化することで品質を向上させ、運用コストを削減する Amazon Lookout for Vision のメリットを感じています。

Amazon Lookout for Vision は、AWS コンソールから直接ご利用いただけるほか、サポートパートナーを通じてもご利用いただけます。これらのパートナーは、お客様が施設内の既存のオペレーティングシステムにコンピュータビジョンを組み込むのをサポートします。Amazon Lookout for Vision は、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、欧州 (フランクフルト)、アジアパシフィック (東京)、およびアジアパシフィック (ソウル) でご利用いただけます。また、今後数か月以内に追加のリージョンでも利用可能になる予定です。詳細を確認して使用を開始するには、Amazon Lookout for Vision の製品のページをご覧ください。