投稿日: Apr 28, 2022
Amazon MSK Serverless の一般提供開始を発表いたします。これは、デベロッパーが容量を管理しなくても Apache Kafka を簡単に実行できるようにする Amazon MSK クラスターの一種です。MSK Serverless は、コンピューティングリソースとストレージリソースを自動的にプロビジョニングおよびスケーリングし、スループットベースの料金を提供するため、Apache Kafka をオンデマンドで使用し、ストリーミングおよび保持するデータの料金に対して支払いを行うことができます。
アプリケーション I/O のスケーリングに応じて自動的にスケーリングする安全で可用性の高いクラスターを、AWS マネジメントコンソールで数回クリックするだけで設定できます。MSK Serverless は Apache Kafka と完全に互換性があるため、コードを変更せずに既存のアプリケーションを実行したり、使い慣れたツールや API を使用して新しいアプリケーションを作成したりできます。従量制料金には、前払いの義務や最低料金はありません。クラスターごとに 1 時間あたりの料金を支払い、作成するパーティションごとに 1 時間あたりの料金を支払います。さらに、データスループットとストレージの GB ごとに支払いが生じます。MSK Serverless は、AWS PrivateLink を介したプライベート接続、AWS Identity and Access Management (IAM) を介した安全なクライアントアクセス、Amazon Kinesis Data Analytics と AWS Lambda によるサーバーレスストリーム処理と分析、AWS Glue Schema Registry によるスキーマ進化コントロールも提供します。こうした機能に加えて、MSK Serverless は GDPR に準拠しており、99.9% の可用性 SLA を実現します。
Amazon MSK Serverless は、re:Invent 2021 で、米国東部 (オハイオ) リージョンでの公開プレビューがリリースされました。それ以来、Amazon MSK Serverless は、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ストックホルム) など 8 つの追加の AWS リージョンで可用性をリリースし、今後数か月の間にさらなる AWS リージョンでサポートを展開する予定です。MSK Serverless の詳細については、当社のウェブページおよびデベロッパーガイドをご覧ください。