投稿日: Apr 28, 2022
本日、AWS は Amazon Rekognition Streaming Video Events の一般提供開始を発表しました。本サービスは接続されたカメラから受信したライブの動画ストリーミングで、人、ペット、荷物などの対象を検出するために機械学習 (ML) を使用するカメラメーカーおよびサービスプロバイダー向けのフルマネージドサービスです。Amazon Rekognition Streaming Video Events は指定したオブジェクトがライブの動画ストリーミングで検出されるとすぐに、ユーザーに通知を送信します。このイベント通知機能を使用すると、サービスプロバイダーは「裏庭にペットがいます」などタイミングよく、有効なスマートアラートをユーザーに送信できます。また、人の動きが確認されたときに車庫の照明をつけるなどホームオートメーション、荷物に関する特定の動画イベントが何時間分もの記録をスクロールしないでも見つかるスマート検索などに活用することもできます。さらに、ドアの呼び鈴で宅配業者がパッケージを配達しているところが認識されたときに「荷物が表玄関に配達されました」など、Alexa の音声サポートと連動させるよう Echo デバイスにこれらのアラートを統合することも可能です。その一方で、コストとレイテンシーは低く抑えることができます。こちらより Amazon Rekognition Streaming Video Events についてさらに詳しくご覧いただけます。
カメラメーカー、セキュリティサービスプロバイダーの多くでは、ドアの呼び鈴、屋内や屋外のカメラ、付加価値のついた通知サービスなど、さまざまなホームセキュリティソリューションを提供しています。利用者は自分の土地や建物内で起きていることを把握するために、こうしたソリューションを利用できます。動体検知機能つきのカメラを住宅の出入り口に取り付けることで、「裏庭で動体を検知しました」など、リアルタイムのあらゆる動きについて通知を受けられます。 ところが、動体検知では風や雨でも同様に通知が発せられるため、誤検知での通知を煩わしく感じて通知をオフにしてしまったり、ホームオートメーションの設定が複雑すぎてユーザーの負担になったりすることもあります。スマートアラート、スマート検索の実行、また、動画クリップをブラウジングするために適切なユーザーエクスペリエンスを構築するには、操作が困難であったり、高価な機械学習やオートメーションが必要になったりします。
Amazon Rekognition Streaming Video Events は、接続されたカメラからリアルタイムに動画ストリーミング上の対象 (人、ペット、荷物) などを検出する低コストで低レイテンシーのフルマネージド機械学習を提供することで、付加価値をつけた動画分析のコストを下げます。このサービスではカメラによって動体イベントがトリガーされたときにのみ動画クリップの分析を開始し、目的の対象が検出されたらすぐに、通知を送信します。詳細については、「Amazon Rekognition Streaming Video Events デベロッパーガイド」を参照してください。
Abode Systems、3xLOGIC など AWSのお客様は、Amazon Rekognition Streaming Video Events を活用して自社のセキュリティソリューションの革新、高度な動画分析機能の付加、さらには、新たなハードウェアに費用を割いたり、カスタムのコンピュータビジョン分析を開発および保守したりすることなく、自社サービスの最新化を実現しています。カメラや動画のストリーミングテクノロジーの急増はまだ始まったばかりで、Amazon Rekognition Streaming Video Events などのマネージドコンピュータビジョンサービスは、精度が高く、低コストでスケーラブルな最新スマート動画ストリーミング分析の道筋をつけている段階です。利用を開始するには、「Amazon Rekognition Streaming Video Events」を参照してください。
Amazon Rekognition Video Streaming Events は米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、欧州 (アイルランド) の各リージョンで AWS のお客様向けの一般提供が開始されました。また、今後数か月以内に、他のリージョンでもご利用いただけるようになります。