投稿日: Apr 12, 2022
App Runner 上で実行するアプリケーションのすべてのリクエストトレースを AWS App Runner から AWS X-Ray にストリーミングできるようになりました。デベロッパーは、App Runner を使用して、コンテナ化されたウェブアプリケーションと API をスケールでクラウドにすばやく簡単にデプロイできます。インフラストラクチャを管理する必要はありません。App Runner の X-Ray のサポートにより、これらのアプリケーションが Amazon RDS、DynamoDB、Elasticache などの AWS データサービス、および ECS、EKS、または Fargate 上で実行するアプリケーションとやり取りする際のパフォーマンスを測定することができます。さらに、この起動により、App Runner ユーザーは、X-Ray を使用してアプリケーションへのリクエストのエンドツーエンドのビューを取得し、問題や最適化の可能性を識別するためのインサイトを得ることができます。
アプリケーションが OpenTelemetry でトレース向けに既にインストルメント化されている場合、アプリケーションに変更を加えることなく、App Runner サービスの X-Ray トレースを有効化することができます。それ以外の場合、AWS Distro for OpenTelemetry (ADOT) を使用してアプリケーションをインストルメント化する必要があります。ADOT は、OpenTelemetry プロジェクトのセキュアで本番環境に対応した AWS サポートのディストリビューションです。その後で、アプリケーション用の App Runner サービスを作成するときに App Runner コンソールから X-Ray のトレースを有効にします。App Runner API または AWS CLI を使用すると、この機能は、新しいサービスを作成するとき、または既存のサービスを更新するときに ObservabilityConfiguration パラメータを指定することによって有効にすることができます。
詳細については、「Tracing for your App Runner application with X-Ray」およびこのブログ投稿を参照してください。App Runner の詳細については、AWS App Runner 開発者ガイドを参照してください。