投稿日: Apr 7, 2022

2022 年 4 月 1 日から、同じ AWS リージョン内のアベイラビリティーゾーン(AZ)間での AWS PrivateLink、AWS Transit Gateway、および AWS Client VPN のデータ転送が無料になります。以前は、これらのネットワークサービスを使用する際にアベイラビリティーゾーン間でデータを送信すると AZ 間のデータ転送料金が発生していました。この料金変更に伴い、これらのサービスの AZ 間のデータ転送は無料になり、マルチ AZ ワークロードを実行する際のコスト効果がさらに向上します。  

この変更は AWS の請求に自動的に適用されるので、お客様は、この料金変更のメリットを利用するために既存の VPC インターフェイスエンドポイント/クライアント VPN エンドポイント/Transit Gateway Elastic Network Interface を変更する必要はありません。これらのネットワークサービスの無料のデータ転送使用量は、Cost Explorerまたはコストおよび使用状況レポートでも確認できます。この使用状況は、「Region_Name-DataTransfer-xAZ-In/Out-Bytes」の使用状況タイプでキャプチャされます。 

この料金変更によって対象のネットワークサービスに生じる影響に関する追加の詳細を以下に示します。  

AWS PrivateLink: (AWS PrivateLink による) VPC インターフェイスエンドポイントを介したサービスへのアクセスに関連付けられたすべてのアベイラビリティーゾーン (AZ) 間のデータ転送料金が無料になります。これらの料金は、VPC インターフェイスエンドポイントにのみ適用され、Gateway Load Balancer エンドポイントには適用されません。VPC インターフェイスエンドポイントのデータ処理料金は変更されず、引き続き標準のデータ処理料金に基づいて請求されます。 

AWS Transit Gateway: 同じ AWS リージョン内でプライベート IP アドレスの Transit Gateway を介したアベイラビリティーゾーン (AZ) 間のすべてのデータ転送料金が無料になります。リージョン間のデータ転送および Transit Gateway データ処理の料金は変更されず、それぞれ標準のリージョン間データ転送およびデータ処理料金が請求されます。

AWS Client VPN: 同じ AWS リージョン内のプライベート IP アドレスを介したクライアント VPN エンドポイントへのアクセスに関連付けられたすべてのアベイラビリティーゾーン (AZ) 間のデータ転送料金が無料になります。 

これらの料金変更は、すべての AWS 商用および AWS GovCloud (米国) リージョンに適用されます。これらのサービスの料金の詳細については、Amazon VPC の料金ページを参照してください。