投稿日: Apr 13, 2022
Amazon Elastic Container Service (ECS) および Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) のサーバーレスコンピューティングエンジンである AWS Fargate により、お客様は、アプリケーションをより高速にスケーリングできるようになりました。これにより、パフォーマンスが向上し、待機時間が短縮されます。昨年、アプリケーションを最大 16 倍高速にスケールできるようにするいくつかの改善を行いました。これにより、Fargate での大規模なアプリケーションの構築と実行が容易になりました。
ウェブやその他の長時間実行されるアプリケーションを実行するために Amazon ECS サービススケジューラを使用すると、サービスごとに 1 分未満で最大 500 のタスクを開始できるようになります。これは、昨年の 16 倍の速度になります。これまでは、定常状態でアプリケーションを 500 タスクにスケールするために 15 分近く待機していました。ECS RunTask API を使用して 1 回限りまたは定期的なバッチジョブを実行する場合、Fargate は、お客様のアカウントが最大 100 のオンデマンドまたはスポットタスクをバーストすることを可能にし、タスクの開始速度は 1 秒あたり 20 タスクで、昨年の 20 倍となりました。例えば、1,200 のオンデマンドタスクでバッチジョブを実行する場合、以前は約 20 分かかっていたであろうジョブを、1 分未満で開始できるようになりました。同様に、EKS Fargate のお客様は、リリースノートで参照されているプラットフォームバージョンを使用すると、スケーリングを最大 20 倍高速に実現できます。
Fargate スケーリングの改善と実際のスケーリングの考慮事項の詳細については、このブログ投稿にアクセスしてください。これらの改善は、Fargate が利用可能なすべてのリージョンで反映され、恩恵を受けるためにお客様側で必要となる追加のアクションはありません。Fargate のスロットリング制限の詳細については、ドキュメントページをご覧ください。