投稿日: May 17, 2022
Amazon CloudWatch のコンソールエクスペリエンスの機能強化が発表されました。ダッシュボードデータの可視化とコンソールのナビゲーションが改善されました。この改善には、ダッシュボードの新しいウィジェットと、使用頻度の高いダッシュボード、ロググループ、アラームにアクセスするオプションが含まれます。
起動した時点で、ユーザーは新規または改善した 3 つのウィジェットを使用して、システム状態をより詳しく表示できます。ゲージウィジェットは、メモリ使用率などの数値を最小値および最大値と合わせて可視化して示します。これにより、事前に設定したしきい値にどれほど近づいているかが簡単にわかるので、メモリ容量の限界を示すしきい値に近づいたときに容量を増やすなど、起こりうる問題に事前に対処できます。数値ウィジェットにはスパークライン機能を追加しました。数値の傾向線を表示できるようになり、直近の履歴に対して最新の値がどのように変動するかを確認できます。そして最後は線ウィジェットのミニマップ機能で、期間を保持したまま折れ線グラフのズームインができます。これにより、複数の別々の山と谷の間をより簡単に、あらかじめズームアウトせずに移動できます。
さらに、CloudWatch では頻繁に使用するダッシュボード、アラーム、ロググループがより簡単に見つかるようになりました。ユーザーは、ナビゲーションパネルの [お気に入りと最近使用したもの] から、お気に入りのまたは最近表示したダッシュボード、アラーム、ロググループにアクセスすることが、カスタムでまたは自動的にできます。
この新しいコンソールエクスペリエンスは、すべてのAWS 商用リージョンで追加費用なしに利用可能で、すぐに使用を開始できます。ダッシュボードウィジェットの作成の詳細については、ドキュメントを参照してください。または、ダッシュボード、アラーム、ロググループのお気に入りと最近使用したものの拡張機能については、このドキュメントを参照してください。