投稿日: Jul 6, 2022
Amazon Location Service でクォータ管理のサポートが開始されました。これにより、任意の API の使用率がその API のクォータ制限に近付いた際に通知する Amazon CloudWatch アラームを作成できるようになります。このアラームは、運用上の継続性を確保し、サービスのスロットリングを防止し、意図しない支出を回避するのに役立ちます。また、AWS Service Quotas を使用することで、クォータの増加を 1 つのユーザーインターフェイスから確認、管理、リクエストすることもできます。例えば、eコマースのウェブサイトであれば、Amazon Location API のそれぞれについて、使用率が 80% に達した際に通知する CloudWatch アラームを作成することができます。アラームが発動した際に、クォータの引き上げをリクエストすることもできます。それにより、ワークロードをスケーリングし、ウェブサイトの機能停止を回避して、購入者のカスタマーエクスペリエンスを保証することもできるでしょう。
Amazon Location Service は、デベロッパーがマップ、POI (points of interest)、ジオコーディング、ルーティング、トラッキング、ジオフェンシングなどを、データ品質、ユーザーのプライバシー、コストを犠牲にすることなくアプリケーションに簡単に追加できるロケーションベースのサービスです。Amazon Location Service を使用すると、位置情報データの制御を保持し、プライバシーを保護し、エンタープライズのセキュリティリスクを軽減できます。Amazon Location Service は、高品質のロケーションベースのサービスデータプロバイダ (Esri および HERE) 全体で一貫した API を提供し、すべて 1 つの AWS コンソールで管理されます。
Amazon Location Service は現在、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ストックホルム)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、およびアジアパシフィック (東京) の各 AWS リージョンでご利用いただけます。
詳しくは、Amazon Location Service のベストプラクティスページをご覧ください。