投稿日: Aug 29, 2022
Amazon Personalize のフィルタ機能が拡張され、上限が増えて、各フィルタが考慮するインタラクションの数を制御できるようになりました。Amazon Personalize のフィルタは、ユーザーがすでに購入した製品や視聴済みの動画、あるいは、最近のインタラクションですでに利用したその他デジタルコンテンツを削除することで、レコメンデーションの精度を高めます。レコメンデーションを繰り返し表示することはユーザーのストレスになりかねず、ユーザーエンゲージメントの低下や収益機会の損失につながる可能性があります。このたび、Amazon Personalize に、フィルタが考慮するインタラクションの数を増やせる機能が追加されました。これにより、とりわけユーザーが大量のインタラクションを行うユースケースで、過去のアクティビティを取得する精度が向上します。今後は、フィルタを使って、イベントタイプごとにユーザーあたり最大 100 のインタラクションを考慮できるようになります。
レコメンデーションフィルタの設定と使用はシンプルです。まず、Amazon Personalize コンソールまたは API を使用して、Amazon Personalize 固有の DSL (ドメイン固有言語) でフィルターを作成します。次にこのフィルタを、GetRecommendations または GetPersonalizedRanking API を使用してリアルタイムのレコメンデーションをクエリするとき、または、バッチ推論ジョブを介してバッチモードでレコメンデーションを生成するときに適用します。フィルタが考慮するインタラクションの数を増やすには、Service Quotas のコンソールからサービスクォータの引き上げをリクエストします。