投稿日: Aug 18, 2022

AWS Cost Categories では、AWS エンタープライズサポートや AWS Proserve の料金などのサイクル外のコストの分類のサポートを開始しました。これまですべてのサイクル外のコストは「デフォルト値」グループにまとめられていました。今回のサポート開始により、コストカテゴリのディメンションを使用してサイクル外のコストの把握と分類ができるようになりました。

例えば、ディメンションを「Service」、サービスコードを「AWSSupportEnterprise」とするコストカテゴリのルールを作成して、エンタープライズサポートのコストを把握できるようになりました。その後、分割請求機能などの既存のコストカテゴリ機能を使用して他のコストカテゴリを持つエンタープライズサポートの請求を分割できます。

AWS Cost Categories は AWS コスト管理製品スイートの機能であり、ニーズに基づいてコストおよび使用状況に関する情報を有意義なカテゴリにグループ化することを可能にします。アカウント、タグ、サービス、料金タイプ、さらには他のコストカテゴリなどのさまざまなディメンションを使用して、定義したルールに基づいて、カスタムカテゴリを作成し、コストと使用量の情報をこれらのカテゴリにマッピングできます。コストカテゴリを設定して有効にすると、AWS Cost ExploreAWS BudgetsAWS Cost and Usage Report (CUR) で、月の初めからこれらのカテゴリごとにコストと使用量の情報を表示できるようになります。

この機能はすべてのリージョンで利用できます。この機能を使用しても追加コストは発生しません。サイクル外のコストのグループ化をすぐに始めるには、AWS Cost Categories のページをご覧ください。