投稿日: Aug 8, 2022
AWS IoT Greengrass は、モノのインターネット (IoT) のエッジランタイムおよびクラウドサービスであり、お客様のデバイスソフトウェアの構築、デプロイ、および管理を支援します。今回リリースするバージョン 2.7 では、以下の機能が実装されます。
- システムテレメトリの強化 – Stream Manager エージェントのコンポーネントに、システムテレメトリメトリクスを Amazon EventBridge に送信する機能 (デフォルトで有効) が追加されました。システムテレメトリデータは、AWS IoT Greengrass Core デバイスの重要なオペレーションのパフォーマンスをモニタリングする際に役立つ、診断データです。エッジデバイスからテレメトリデータを取得し、分析し、変換し、報告するようなプロジェクトとアプリケーションを作成することができます。プロセスエンジニアなど、ドメインの専門家であれば、そのアプリケーションを使用することにより、Stream Manager 経由で AWS のサービス (Amazon Kinesis、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、AWS IoT Analytics、AWS IoT SiteWise など) にアップロードされたデバイスデータに基づく、フリートの状態に関するインサイトを得ることができます。詳細については、デベロッパーガイドの「システムテレメトリの収集」セクションを参照してください。
- ローカルデプロイの改善 – この新しい改善により、AWS IoT Greengrass nucleus は、ほぼリアルタイムのデプロイステータスアップデートを AWS IoT Greengrass クラウドサービスに送信できるようになりました。例えば、ListInstalledComponents API を使用すれば、インターネットに接続されたデバイスについて、ローカルにデプロイされたコンポーネントのステータスを確認することが可能になります。
- クライアント証明書に関する追加サポート – AWS IoT に登録されていないカスタム認証機関 (CA) が署名した証明書もサポート対象になりました。これにより、AWS IoT に登録されていないカスタム認証機関を柔軟に使用できるようになります。この機能を使用するには、新しい greengrassDataPlaneEndpoint 設定オプションを iotdata に設定してください。詳細については、「プライベート CA が署名したデバイス証明書を使用する」を参照してください。
詳細な情報については、AWS IoT Greengrass の製品ページ、および更新されたデベロッパーガイドをご覧ください。AWS IoT Greengrass をご利用いただける全リージョンについては、AWS リージョン表をご覧ください。