投稿日: Sep 13, 2022
本日より、メモリを最適化した Amazon EC2 X2idn および X2iedn インスタンスが欧州 (パリ) リージョンで利用できるようになりました。X2idn および X2iedn インスタンスは、第 3 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサー (コード名 Ice Lake) が搭載され、メモリを大量に使用するワークロード向けに設計されており、前世代の X1 インスタンスと比較して、パフォーマンス、コストパフォーマンス、メモリの GiB あたりコストが改善されています。メモリと vCPU の比率は X2idn で 16:1、X2iedn では 32:1 です。したがってこれらのインスタンスは、インメモリデータベースや分析、ビッグデータ処理エンジン、Electronic Design Automation (EDA) などのワークロードに最適です。X2idn および X2iedn は、同等の X1 インスタンスよりも最大 45% 多くの SAPS を提供し、データベースでの Business Suite on HANA、SAP S/4HANA、Data Mart Solutions on HANA、Business Warehouse on HANA、SAP BW/4HANA、SAP NetWeaver ワークロードの実行について、SAP 認定を受けています。X2idn および X2iedn の認定データは、Certified and Supported SAP HANA Hardware Directory (認定およびサポートされている SAP HANA ハードウェアディレクトリ) で確認できます。
X2idn および X2iedn インスタンスは、最大 80 Gbps の帯域幅と 260k IOPS を備え、Amazon EC2 インスタンスで最高の Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) パフォーマンスを提供し、ミッションクリティカルなワークロードにおける信頼性のニーズを満たすように設計されています。X2idn および X2iedn は、ベアメタルでの提供も開始される予定です。ベアメタルインスタンスのワークロードでは、Amazon EBS、Elastic Load Balancing (ELB)、Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) など、AWS クラウドの包括的なサービスと機能すべてが活用できるようになります。
X2idn および X2iedn インスタンスには、それぞれ 1.5 TiB および 3 TiB のメモリを備えた新しい 24xlarge サイズが導入されます。これにより、お客様は、適切なサイズのワークロードと低コストを実現できます。X2idn および X2iedn インスタンスは、Elastic Fabric Adapter (EFA) のサポートにより 100 Gbps のネットワークスループットを提供し、高いネットワークパフォーマンスを必要とする Electronic Design Automation (EDA) やハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) などのワークロードに最適です。EC2 X2idn および X2iedn インスタンスは、AWS Nitro System に構築されており、従来の仮想化機能の多くが専用のハードウェアにオフロードされるので、高パフォーマンス、高可用性、安全性の高いクラウドインスタンスが実現します。
今回のリリースにより、X2idn および X2iedn インスタンスは、米国東部 (オハイオ、バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ジャカルタ、ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン、ミラノ、パリ、ストックホルム)、南米 (サンパウロ)、AWS GovCloud (米国) の AWS リージョンで利用可能になりました。X2idn および X2iedn は、Savings Plans、リザーブドインスタンス、コンバーティブルリザーブド、オンデマンド、スポットインスタンスと併せて、あるいは専有インスタンスまたは専有ホストとしてご購入いただけます。 詳細については、EC2 X2i Instances ページ (EC2 X2i インスタンス) や EC2 用 AWS フォーラムにアクセスするか、AWS サポート担当者にお問い合わせください。