投稿日: Sep 9, 2022
Amazon Lex は、音声やテキストを使用して、任意のアプリケーションに対話型インターフェイスを構築するサービスです。Amazon Lex を使用すると、高度な自然言語による会話型ボット (“chatbot”)、仮想エージェント、IVR システムをすばやく簡単に構築できます。本日、Amazon Lex に複合スロットタイプが導入されます。スロットは、ユーザー入力を取得して、タスクを実行するために必要な情報をボットに提供するために使用されます。場合によっては、情報に複数の値が含まれており、それぞれに独自のスロットが必要です。例えば、支払いを行うお客様は、クレジットカードの詳細をボットで確認できます (“有効期限が 2025 年 9 月のカード番号末尾が 5678 であることと請求先郵便番号が 94105 であること”)。以前、ボットビルダーでは各スロットを個別に引き出す必要がありました (「カード番号末尾の 4 桁を入力してください」、「カードの有効期限を入力してください」など)。複合スロットタイプを使用すると、Amazon Lex で、ユーザーレスポンスのすべてを一度に取得し、各情報を適切なスロットに関連付けさせることができます。
また、複合スロットタイプによって、論理型 (“Last4 AND ExpirationDate OR Zipcode” など) を定義し、インテントを満たすために必要なスロット値を取得することもできます。この新しいスロットタイプは、ボットの設計に柔軟性を持たせ、より自然な会話をお客様に提供するのに役立ちます。複合スロットタイプは、Lex V2 コンソールまたは SDK で有効にできます。この機能は、Amazon Lex が運用されている AWS リージョンすべてで、米国英語で利用できます。詳細については、Amazon Lex のドキュメントページにアクセスしてください。