投稿日: Sep 15, 2022
このたび、アマゾン ウェブ サービス (AWS) は AWS インシデント検出と対応の一般提供を開始しました。AWS エンタープライズサポートのお客様が選択したワークロードに対して、積極的なモニタリングおよびインシデント管理を行います。AWS インシデント検出と対応は、オペレーションを改善し、ワークロードの回復力を高め、重大なインシデントからの復旧を促進するように設計されています。本サービスでは実績あるオペレーション機能、強化されたモニタリング機能、インシデント管理機能が活用されます。これらの機能は AWS チームによって社内で、AWS Managed Services (AMS) において外部で使用されているものです。
クラウドでワークロードを安全に運用するための強固な基盤を確立するには、観測可能な環境で適切なワークロードメトリクスを追跡する必要があります。AWS インシデント検出と対応でまず行うことは、ワークロードの信頼性と運用上の優秀性についてのレビューです。AWS エキスパートは、重要なメトリクスとアラームを定義してワークロードのアプリケーションおよびインフラストラクチャレイヤーの可視性を高め、インシデント発生中に問題の発見と優先順位付けを簡単に行えるように、お客様と協力します。AWS インシデント管理エンジニアはワークロードを継続的にモニタリングします。そして重大なインシデントを検出すると、お客様に連絡して適切な AWS エキスパートに取り次ぐことで、ワークロードの復旧を促進します。インシデントはすべて最高レベルの重要度とエスカレーションで管理され、AWS はインシデントが解決するまで対応し続けます。過去のインシデントから得られた教訓は、対応策やワークロードアーキテクチャの改善に反映され、継続的な改善サイクルを推進してワークロードの回復力を強化します。
AWS インシデント検出と対応は、本サービスを提供中のリージョンでホストされているワークロードに対して英語で利用できます。対象リージョンは、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、米国西部 (北カリフォルニア)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (パリ)、欧州 (ストックホルム)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シドニー)、南米 (サンパウロ) です。
AWS インシデント検出と対応は、AWS エンタープライズサポートの追加料金をお支払いいただくことで利用できます。また、AWS Managed Services と AWS エンタープライズサポートを併せてご利用のお客様にも提供されます。詳細については、AWS インシデント検出と対応のウェブページをご覧ください。