投稿日: Sep 29, 2022

Amazon WorkSpaces では、Ubuntu Desktop 22.04 LTS のサポートを開始しました。Ubuntu は人気のある Linux ディストリビューションで、Canonical から提供されています。Ubuntu は Amazon Workspaces でサポートする初のサードパーティー Linux オペレーティングシステムです。今回のリリースにより、Amazon WorkSpaces のお客様は、エンドユーザーの固有のニーズに応じて、Amazon Linux、Microsoft Windows、Ubuntu デスクトップの中から柔軟に選択できるようになります。お客様は、デベロッパー、データサイエンティスト、エンジニアを対象に高性能でクラウドベースの開発デスクトップとして、または技術者以外のユーザーを対象に汎用のデスクトップとして、Ubuntu WorkSpaces を簡単にプロビジョニングし、スケールできます。

Ubuntu は、デベロッパーの間で最も人気のある Linux ディストリビューションの 1 つです。ただし、Ubuntu のリモートユーザーで構成される大規模なチームをサポートすることは、IT 部門にとって容易ではありません。デベロッパーは、複数の環境でプロジェクトをすばやく構築、テスト、デプロイする必要があるため、インスタンスを迅速に起動および解体できるようにする必要があります。多くの場合、IT 部門はこれを実現するためにコストの高い物理ワークステーションを調達して設定するか、オンプレミスの仮想デスクトップインフラストラクチャ (VDI) ソリューションを最新のものにするか、自社で構築した (DIY) クラウドベースの Ubuntu ソリューションを使用してインスタンスの複雑な管理に対応しなければなりません。

Amazon WorkSpaces を使用すると、お客様は、さまざまなワークロードやさまざまなタイプのエンドユーザーを柔軟にサポートし、AWS のフルマネージドサービスの運用の俊敏性、優れたコスト効率、セキュリティを活用できます。お客様は、必要なときにいつでも、必要な構成で Ubuntu デスクトップをすばやく起動できます。料金は、実際に使用した分に対してのみ発生します。WorkSpaces 向けの Ubuntu デスクトップ、Amazon Linux、Microsoft Windows では同じ管理ツールとプロセスを共有するため、複数のデスクトップフリートを管理する際のオーバーヘッドや複雑さを最小限に抑えることができます。

Ubuntu Desktop for WorkSpaces は、AWS SDK および Python、Rust、Ruby、GCC、Go、PHP、Perl 向けの最新のツールチェーンと共に利用できるため、クラウドネイティブでオープンソースの開発に最適なデスクトップ環境を構築できます。また、Ubuntu Desktop for WorkSpaces は Ubuntu Long Term Support (LTS) リリースに基づいて構築されているため、通常よりも長い期間安定して運用し、セキュリティアップデートを受け取ることができます。

Ubuntu Desktop for WorkSpaces は、AWS 中国リージョンを除き、Amazon WorkSpaces を利用できるすべてのリージョンで本日より提供を開始します。Amazon WorkSpaces コンソール、AWS API、または AWS CLI から Ubuntu デスクトップを既存の管理されている Windows デスクトップまたは Amazon Linux デスクトップと一緒に使用できるようにして、前払いのコストやソフトウェアの購入を必要とせずに使用した分だけに対して支払いをすることができます。使い始めるには、AWS マネジメントコンソールにログインして、Ubuntu WorkSpaces バンドルをプロビジョニングします。