投稿日: Sep 14, 2022
AWS Outposts ラックのダイレクト VPC ルーティングにより、Outposts ラック上の Amazon EC2 インスタンスの VPC プライベート IP アドレスを直接使用してお客様のオンプレミスネットワークと通信できるようになりました。この新しいダイレクト VPC ルーティングモードは、お客様のオンプレミスネットワークから提供された別の IP アドレスプールを Outposts ラックが使用する CoIP (お客様所有の IP) ルーティングモードの代わりとしてご利用いただけます。
これまで、Outposts ラックを設置する際、AWS が CoIP プールと呼ばれるアドレスプールを作成するために、オンプレミスネットワークから別の IP アドレス範囲/CIDR を提供していただく必要がありました。Outposts ラックの EC2 インスタンスがお客様のオンプレミスネットワークと通信する必要がある場合、Outposts ラックは、VPC プライベート IP アドレスから CoIP プール内の CoIP アドレスへの 1 対 1 のネットワークアドレス変換 (NAT) を実行します。今回、Outposts ラックにおいて、ダイレクト VPC ルーティングモードが新たにサポートされました。このモードを使用すると、EC2 インスタンスの VPC プライベート IP を使用して、Outpost とお客様のオンプレミスネットワークとの間でトラフィックをルーティングすることができます。
ダイレクト VPC ルーティングは、Outposts ラックがサポートされているすべての AWS リージョンで利用できます。お客様は、ローカルネットワークのニーズに応じて、CoIP モードまたはダイレクト VPC ルーティングモードをお選びいただけます。Outposts ラックでは、オンプレミスネットワークでのルーティングにおいて別のオンプレミス IP 範囲を使用したいお客様のために、引き続き CoIP モードがサポートされています。
詳細については、AWS Outposts ラックのウェブサイトとユーザーガイドをご覧ください。使用を開始するには、AWS マネジメントコンソールにアクセスしてください。