投稿日: Nov 29, 2022

Amazon Omics は、ヘルスケアおよびライフサイエンス組織を支援する新たな専用サービスです。ゲノム、トランスクリプトームなどのオミクスデータを保存、クエリ、分析し、そのデータから得られたインサイトを活用することで、健康改善とさらなる科学的発見に貢献します。大規模な分析や共同研究のサポートを目的とする Omics は、集団全体のゲノムデータを保存し、他の AWS サービスと組み合わせることで分析できます。また、Amazon Omics は、バイオインフォマティクスワークフローのプロビジョニングおよびスケーリングを自動化します。そのため、分析パイプラインを本番環境のスケールで実行できるようになり、研究とイノベーションに費やす時間を増やすことが可能です。

Amazon Omics を使用すると、ゲノムデータ、生物学的データ、集団の健康に関するデータを組み合わせたうえで、インサイトを生成できるほか、マルチモーダル分析によってさらにパーソナライズされたケアを実現できます。例えば、Amazon SageMaker を使用して ML モデルをトレーニングすると、個人が特定の病気にかかりやすいかどうかを研究者が予測できるようになります。また、個人のゲノムデータと Amazon HealthLake に保存された病歴を組み合わせることで、より適切な診断とパーソナライズされた治療計画を提供可能です。さらに、Amazon Omics は HIPAA に準拠しています。  

Amazon Omics を利用できる AWS リージョンは、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (シンガポール)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン) です。

詳細については、こちらのブログ記事でご確認いただけます。使用を開始するには、ドキュメントをご覧ください。