投稿日: Nov 17, 2022
Amazon S3 Storage Lens は、オブジェクトストレージの使用状況とアクティビティを組織全体で可視化するクラウドストレージ分析機能です。本日、詳細なコスト最適化の機会を見つけ、データ保護のベストプラクティスを特定し、アプリケーションワークフローのパフォーマンスを向上させるために、34 個のメトリクスが追加されました。
これらの新しいメトリクスを使用すると、組織全体のポリシーに従っていないバケットのコストをさらに最適化できます。例えば、S3 ライフサイクルルールのカウントを使用すると、7 日よりも古い不完全なマルチパートアップロードを削除するライフサイクルルールが設定されていないバケットを特定できます。同様に、暗号化やデータレプリケーションの使用など、データ保護のベストプラクティスに従っていないバケットの解決策を特定して追跡できるようになりました。詳細なステータスコードにより、通常とは異なるアクセスパターンのバケットや、エラーが絶えず発生しているバケットをこれまで以上に簡単に特定できるようになりました。例えば、403 認証エラーカウントを使用すると、適切なアクセス許可が適用されていないバケットへのアクセスを試行しているワークロードを特定できます。
S3 Storage Lens は、すべてのお客様について、デフォルトで 28 個の無料メトリクスと 14 日分の履歴データを利用できるように事前設定されています。Storage Lens の高度なメトリクスにアップグレードすると、35 個の追加メトリクスと 15 か月分の履歴データを利用できます。
Amazon S3 Storage Lens は、AWS 中国 (北京、Sinnet が運営) リージョン、AWS 中国 (寧夏、NWCD が運営) リージョンを含むすべての AWS リージョンで利用できます。ただし、AWS GovCloud (米国) リージョンでは利用できません。13 個の新しい無料メトリクスと 21 個の新しい高度なメトリクス (アップグレードで利用可能になる) を含む S3 Storage Lens のメトリクスの詳細については、ドキュメントをご覧ください。S3 Storage Lens の高度なメトリクスと推奨事項の料金については、Amazon S3 の料金ページをご覧ください。