投稿日: Nov 27, 2022

AWS Backup に、リーガルホールドを作成する機能が実装されました。これは、法令遵守や監査対策を目的として、定義された保持ポリシーを超えてデータを保護する機能です。リーガルホールドにより、保持期間が終了したバックアップであっても削除されることはなくなります。バックアップは、リーガルホールドから明示的に解放されるまで保持されます。AWS Backup で本機能を利用することで、リーガルホールドのリクエストを大規模に管理できます。また、外部顧問、監査人、関連する第三者に対して、コンプライアンスを証明するのに役立ちます。この新機能は AWS Backup Vault Lock と共に、SEC 規則 17a-4(f)、FINRA 規則 4511、CFTC 規則 1.31 の対象となる環境での使用について、Cohasset Associates から評価を受けています。Cohasset Associates による評価レポートは、Backup Vault Lock 技術ドキュメントからダウンロードできます。 

リーガルホールドは、AWS Backup コンソール、API、CLI のいずれかを使用して開始できます。新しいリーガルホールドを作成するには、その条件下で保持する 1 つ以上のリソースまたはバックアップボールトを選択します。バックアップの作成日の範囲を指定することもできます。リーガルホールドを分類するためのタグおよび説明を追加すれば、選択されたすべてのバックアップに対するリーガルホールドを有効にできます。

AWS Backup のリーガルホールド機能は、米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア、オレゴン)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン、ミラノ、パリ、ストックホルム)、南米 (サンパウロ)、アフリカ (ケープタウン)、アジアパシフィック (香港、ジャカルタ、ムンバイ、大阪、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、中東 (バーレーン)、および AWS GovCloud (米国) の各リージョンでご利用いただけます。AWS Backup の詳細については、製品ページドキュメントをご覧ください。使用を開始するには、AWS Backup コンソールにアクセスしてください。