投稿日: Jan 20, 2023
メモリ最適化インスタンスである Amazon EC2 X2idn および X2iedn の提供を米国西部 (北カリフォルニア) リージョンで開始しました。X2idn および X2iedn インスタンスは、第 3 世代 Intel Xeon スケーラブルプロセッサを搭載し、AWS Nitro System を用いて構築されています。また、メモリを大量に使用するワークロードに最適化されているため、前世代の X1 インスタンスと比較してパフォーマンス、料金パフォーマンス、メモリ 1 GiB あたりのコストが改善されています。メモリと vCPU の比率は X2idn が 16:1 で、X2iedn が 32:1 です。したがって、これらのインスタンスは、インメモリデータベースやインメモリ分析、ビッグデータ処理エンジン、Electronic Design Automation (EDA) などのワークロードに最適です。
EC2 X2idn および X2iedn インスタンスは、最大 80 Gbps の帯域幅と 260k IOPS に加え、Amazon EC2 インスタンスで最も優れた Amazon Elastic Block Store (EBS) パフォーマンスを実現します。また、EFA により 100 Gbps のネットワークスループットに対応しています。そのため、高いネットワークパフォーマンスを必要とする EDA や HPC などのワークロードに最適です。
今回のリリースにより、X2idn および X2iedn インスタンスを利用可能な AWS リージョンは、米国東部 (オハイオ、バージニア北部)、米国西部 (オレゴン、北カリフォルニア)、アジアパシフィック (ジャカルタ、ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン、ミラノ、パリ、ストックホルム)、南米 (サンパウロ)、AWS GovCloud (米国) となりました。X2idn インスタンスには、1,024~2,048 GiB のメモリと 64~128 基の vCPU という範囲で、4 つのサイズが用意されています。X2iedn は、128~4,096 GiB のメモリと 4~128 の vCPU の範囲で 8 つのサイズで提供されます。X2idn および X2iedn は、Savings Plans を利用して、またはリザーブドインスタンス、コンバーティブルリザーブドインスタンス、オンデマンドインスタンス、スポットインスタンスとして購入できます。さらに、専有インスタンスまたは専有ホストとしても使用可能です。詳細については、EC2 X2i インスタンスのページまたは EC2 用 AWS フォーラムにアクセスするか、AWS サポート担当者までお問い合わせください。