投稿日: Jan 11, 2023

AWS は、aws-portal のサービスプレフィックスである purchase-orders:ViewPurchaseOrders および purchase-orders:ModifyPurchaseOrders の配下にある AWS 請求、コスト管理、アカウントのコンソールの IAM アクションを廃止し、よりきめ細かなサービス固有のアクションに置き換えます。このリリースにより、AWS のお客様は、請求、コスト管理、アカウントのサービスへのアクセスをより細かく制御できるようになります。新しい権限により、これらのサービスへのコンソールアクセスとプログラムによるアクセスを管理する単一の IAM アクションセットも提供されます。

きめ細かなアクションの導入により、お客様は組織内の個人に対し、業務に必要なサービスのみへのアクセスを許可できます。例えば、新しい権限を使用して、デベロッパーに Budgets や Cost Explorer へのアクセスを許可する一方で、請求書や課税設定サービスへのアクセスは拒否できます。このようにして、エンジニアや事業部門のリーダーに、コストと使用状況の最適化と制御や、分散型クラウドのコスト管理の実装を担当してもらうことができます。

本日より、こうしたきめ細かなアクションは中国リージョンを除くすべての商用リージョンで利用可能になります。aws-portal のサービスプレフィックスである purchase-orders:ViewPurchaseOrders および purchase-orders:ModifyPurchaseOrders の配下にある AWS 請求、コスト管理、アカウントのコンソールの IAM アクションは、
2023 年 7 月 6 日以降ご利用いただけなくなります。そのため、お客様にはポリシーを更新していただくことをお勧めします。

ご利用中のアカウントできめ細かなアクションが有効になる時期、更新する必要があるポリシー、および影響を受けるポリシー (Affected Policies) という新しくリリースされた識別ツールの詳細については、ブログ記事をご覧ください。きめ細かなアクションの詳細については、コスト管理および請求コンソールのユーザーガイドをご覧ください。