投稿日: Feb 6, 2023
Amazon CloudWatch は、埋め込みメトリクスフォーマット (EMF) を使用した最大 1 秒単位での構造化ログからの高分解能メトリクス抽出をサポートするようになりました。お客様は、EMF 仕様のログ内でオプションの「StorageResolution」パラメータに 1 または 60 (デフォルト) の値を設定し、希望するメトリクス分解能 (秒単位) を指定できます。
CloudWatch Logs 内の構造化されたログ形式を使用すると、ログ内でメトリクスを出力して抽出し、EMF 経由で CloudWatch に公開できます。お客様は、抽出されたメトリクスを活用して、視覚化やアラームによりリアルタイムでインシデントを検出することができます。また、CloudWatch Logs Insights を使用して基盤となるログについてより詳細な分析を行うこともできます。今回のリリースにより、標準分解能 (60 秒) と高分解能 (1 秒) の両方のメトリクスを EMF 経由で公開できるようになったことで、メトリクスの計測がさらに簡素化されました。また、アプリケーションの状態とパフォーマンスを細部まで確認できるようになりました。
アプリケーションから CloudWatch への EMF ログのネイティブな送信、クライアントライブラリの使用、CloudWatch エージェントの使用という方法のいずれかまたは組み合わせにより、EMF の活用を開始できます。EMF は CloudWatch を提供中のすべての AWS リージョンで利用可能です。この機能の使用に追加料金は発生しません。料金は、CloudWatch のログとメトリクスの使用に対してのみお支払いいただきます。詳細については、CloudWatch 埋め込みメトリクスフォーマットのドキュメントをご覧ください。
2023 年 2 月 9 日: 本投稿の旧バージョンでは、誤って ADOT コレクターについて言及していました。当該の言及箇所を CloudWatch エージェントに訂正しました。