投稿日: Feb 6, 2023
本日より、Graviton3 ベースの Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) C7g インスタンスがベアメタルサイズで利用できるようになりました。C7g インスタンスは、bfloat16 のサポートを含め、AWS Graviton2 プロセッサと比較して、最大 25% 良好なコンピューティングパフォーマンス、最大 2 倍高い浮動小数点演算パフォーマンス、最大 2 倍速い暗号化パフォーマンス、最大 3 倍速い CPU ベースの機械学習 (ML) パフォーマンスを提供します。C7g インスタンスは最新の DDR5 メモリを搭載しており、DDR4 と比較して 50% 広いメモリ帯域幅を提供します。それらは AWS Nitro System に構築されます。Nitro System は AWS が設計したハードウェアとソフトウェアのイノベーションを集結させたものであり、分離型マルチテナンシー、プライベートネットワーク、高速のローカルストレージを備えた効率的かつ柔軟で安全なクラウドサービスを提供します。C7g インスタンスは、バッチ処理、広告配信、ビデオエンコーディング、ゲーム、科学的モデリング、データ分析、CPU ベースの人工知能と機械学習 (AI/ML) 推論などのワークロード向けに構築されています。
ベアメタルのインスタンスにより、EC2 のユーザーは、ディープパフォーマンス分析ツール、ベアメタルインフラストラクチャへの直接アクセスが必要な特殊なワークロード、仮想環境でサポートされていないレガシーワークロード、ライセンス制限されたビジネスクリティカルなアプリケーションの恩恵を受けるアプリケーションを実行することが可能となります。ベアメタルインスタンスでのワークロードでは、Elastic Load Balancer (ELB)、Amazon Virtual Private Cloud (VPC) など、AWS クラウドの包括的なサービスや機能の利点を引き続き活用できます。C7g メタルサイズには、64 個の vCPU と 128 GiB のメモリが搭載されています。これらは、Amazon Elastic Block Store (EBS) に最大 30 Gbps の拡張ネットワーク帯域幅と最大 20 Gbps の帯域幅を提供します。
Amazon EC2 C7g メタルインスタンスは、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド) の AWS リージョンで利用可能です。これらのインスタンスは、Savings Plans、リザーブド、オンデマンド、およびスポットインスタンスとして購入できます。
詳細については、C7g インスタンスのページをご覧ください。使用を開始するには、AWS マネジメントコンソール、AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI)、AWS SDK のいずれかにアクセスしてください。