投稿日: Feb 10, 2023
本日より、メモリ最適化された Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) X2idn インスタンスが欧州 (チューリッヒ) の AWS リージョンで利用可能になりました。X2idn インスタンスは、第 3 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサ (Ice Lake) を搭載し、メモリを大量に使用するワークロード向けに設計されており、前世代の X1 インスタンスに比べてコストパフォーマンスが向上しています。X2idn インスタンスは、AWS Nitro System 上に構築されています。このシステムは、分離されたマルチテナンシー、プライベートネットワーク、高速ローカルストレージを備えた効率的で柔軟かつ安全なクラウドサービスの提供を可能にする AWS 設計のハードウェアとソフトウェアのイノベーションを集結させたものです。X2idn はメモリと vCPU の比率が 16 対 1 であるため、インメモリデータベースや分析、ビッグデータ処理エンジンなどのワークロードに最適なインスタンスです。X2idn インスタンスは、データベースでの Business Suite on HANA、SAP S/4HANA、Data Mart Solutions on HANA、Business Warehouse on HANA、SAP BW/4HANA、SAP NetWeaver といったワークロードの実行について、SAP 認定を受けています。X2idn の認定データは、Certified and Supported SAP HANA Hardware Directory で確認できます。
X2idn インスタンスは、Amazon Elastic Block Store (EBS) で最大 80 Gbps の帯域幅と 260,000 IOPS のパフォーマンスを実現します。これはミッションクリティカルなワークロードの信頼性のニーズを満たすための設計です。X2idn は、16xlarge、24xlarge、32xlarge、ベアメタルの 4 種類のサイズで利用できます。
今回の発表により、X2idn インスタンスは、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ジャカルタ)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (大阪)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (ミラノ)、欧州 (パリ)、欧州 (ストックホルム)、欧州 (チューリッヒ)、南米 (サンパウロ)、AWS GovCloud (米国) の各 AWS リージョンでご利用いただけるようになりました。X2idn は、Savings Plans、リザーブドインスタンス、コンバーティブルリザーブド、オンデマンド、スポットインスタンスで購入するか、ハードウェア専有インスタンスやハードウェア専有ホストとして購入することができます。
詳細については、EC2 X2i インスタンスのページを参照してください。使用を開始するには、AWS マネジメントコンソール、AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI)、AWS SDK のいずれかにアクセスしてください。