投稿日: Feb 15, 2023

Amazon Fraud Detector (AFD) で AFD Lists 機能の提供が開始されました。Lists を使用すれば、AFD ルール内の値のセットを参照できます。不正リスク対応チームは通常、不正を防止し検出する戦略の一環として、さまざまな属性 (IP、メールアドレス、デバイスフィンガープリントなど) のリストを管理し、トランザクションの許可/拒否を行っています。Lists を使用すれば、企業は、こうしたリストを、ルールを再発行することなくリアルタイムで動的に更新できます。

AFD の Lists 機能は、特定のアクションのルールに含まれる、属性値のリストを使用する際に活用できます。例えば、既知の不正ユーザーの IP アドレスからの支払いを拒否するといったアクションがこれに該当します。同様に、リストを上書きルールで使用すれば、支払いの許可が可能です。リストには最大 100,000 件の値を含めることができ、メールアドレス、IP アドレス、電話番号、カード BIN などの AFD 対応の変数タイプにすることができます。

Amazon Fraud Detector (AFD) は、偽アカウントの作成やオンライン決済詐欺といった、不正の疑いのあるオンライン活動を簡単に特定できるフルマネージドサービスです。内部で機械学習を使用し、20 年以上にわたって蓄積してきた AFD の不正検出の実績に基づいて、潜在的な不正行為をミリ秒単位で自動的に識別します。ご利用にあたって機械学習の専門知識は必要ありません。

この機能は、Amazon Fraud Detector が提供されているすべてのリージョンでご利用いただけます。具体的には、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー) です。この機能の詳細については、ドキュメントを参照してください。Amazon Fraud Detector の詳細については、製品ページを参照してください。