投稿日: Mar 30, 2023
本日より、Amazon EC2 R5b インスタンスが、新たに欧州 (ミラノ) と欧州 (ストックホルム) の 2 つの AWS リージョンで利用できるようになりました。R5b インスタンスは AWS Nitro System を基礎としており、EBS に最適化されたパフォーマンスを提供し、メモリを大量に消費するアプリケーションの AWS へのリフトアンドシフトを可能にします。
R5b インスタンスでは、ストレージパフォーマンスの制約があるワークロードで 60 Gbps という EBS 帯域幅速度を実現します。カスタムドライバーを使用したりアプリケーションを再コンパイルしたりする必要はありません。改善された EBS パフォーマンスを活用することで、Amazon EBS とのデータ転送を加速化することもできます。これにより、アプリケーションでのデータ処理に必要な時間が減り、すばやい処理を実行できます。EBS 上の R5b を使用すれば、顧客は高性能かつスケーラブルで耐久性があり、高可用性のブロックストレージにアクセスできます。R5b インスタンスは、OracleDB、SQL サーバー、Postgres、MySQL などの大規模なリレーショナルデータベースワークロードで、コマースプラットフォーム、ERP システム、ヘルスレコードシステムなどのアプリケーションを実行する場合に理想的です。また、R5b インスタンスは、SAP NetWeaver ベースのアプリケーションやインメモリ SAP HANA データベースなどの本番稼働用 SAP ワークロードに対しても認定されています。
今回リージョンが拡大したことにより、R5b インスタンスを利用可能な AWS リージョンは、米国西部 (オレゴン)、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、アジアパシフィック (シンガポール)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (ミラノ)、欧州 (ストックホルム)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、アジアパシフィック (東京) となりました。
使用を開始するには、AWS マネジメントコンソール、AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI)、AWS SDK にアクセスしてください。詳細については、Amazon EC2 R5 インスタンスのページをご覧ください。