投稿日: Apr 28, 2023
本日、AWS は、Amazon Athena 向けプロビジョニングキャパシティを発表しました。この機能により、フルマネージド型のコンピューティングキャパシティで SQL クエリを固定料金で実行でき、長期契約は不要です。プロビジョニングされたキャパシティにより、ミッションクリティカルなクエリに専用のコンピューティングを割り当て、クエリの同時実行性やコストなどのワークロードのパフォーマンス特性を制御できます。容量はいつでも追加でき、お支払いの対象となるのは、指定した容量とアカウントで有効になっている時間に対してのみです。
Athena は、オープンソースの Trino と Presto をベースに構築されたサーバーレスのインタラクティブな分析サービスで、ペタバイト規模のデータを簡単かつ柔軟に分析できます。Provisioned Capacity には、最も重要なインタラクティブなワークロードの優先順位付け、制御、スケーリングに役立つ新しいワークロード管理機能が追加されています。たとえば、クエリのキューイングが最小限またはまったく発生しないようにしながら、同時に多くのクエリを実行したい場合は、プロビジョニングされたキャパシティを使用します。専用のコンピューティングリソースを必要とする優先度の高いワークロードがある場合は、プロビジョニングされたキャパシティを使用して、それらのワークロードをアカウントで実行されている他のワークロードから分離できます。はじめるには、Athena コンソール、AWS SDK、または CLI を使用してアカウントの容量をリクエストし、その容量を使用するクエリを実行するワークグループを選択します。
Provisioned Capacity は、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (シンガポール)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ストックホルム) といった AWS リージョンで利用できます。
プロビジョニングされたキャパシティの詳細については、Amazon Athena ユーザーガイドの「クエリ処理キャパシティの管理」を参照してください。料金の詳細については、料金表のページをご覧ください。