投稿日: May 9, 2023
AWS Graviton2 プロセッサを搭載した Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) I4g ストレージ最適化インスタンスの一般提供を開始しました。I4g インスタンスのコンピューティングの料金パフォーマンスは、同等の x86 ベースのストレージ最適化インスタンスよりも優れており、ストレージ最適化インスタンスとしては最高です。Graviton ベースのストレージインスタンスとしても、TB あたりのストレージパフォーマンスが最高です。I4g インスタンスは、AWS がカスタムビルドし、レイテンシーおよびその変動性を低減する AWS Nitro SSD をベースとしています。そして、ランダムな読み取り/書き込みを多用し、きわめて低い I/O レイテンシーを必要とするワークロードに最適化されています。したがって、トランザクションデータベース (Amazon DynamoDB、MySQL、PostgreSQL) や、Apache Spark といったリアルタイム分析などに役立ちます。
I4g インスタンスのリアルタイムのストレージパフォーマンスは、前世代のストレージ最適化インスタンスと比較して、最大 2 倍向上しています。I4g インスタンスは vCPU あたり 8 GB のメモリを提供しているので、ストレージアプリケーションのスループットを最大化します。I4g インスタンスでは、メモリとストレージの比率が同等の既存の I3 および I4i インスタンスと比較しても、コンピューティングパフォーマンスは高く、TB あたりのコストは低くなっています。したがって、Graviton ベースのストレージインスタンスは既存のストレージワークロードに効果的に使用でき、コスト削減につながります。
I4g インスタンスのサイズは、I4g.large、I4g.xlarge、I4g.2xlarge、I4g.4xlarge、I4g.8xlarge、I4g.16xlarge の 6 つです。I4g インスタンスを利用できる AWS リージョンは、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド) です。I4g インスタンスは、Savings Plans、リザーブドインスタンス、オンデマンドインスタンス、スポットインスタンスで利用できます。
これらのインスタンスは AWS Elastic Fabric Adapter (EFA) と Amazon の仮想プライベートクラウド (VPC) を活用して、セキュリティと信頼性を確保しています。I4g インスタンスの使用を開始するには、AWS マネジメントコンソール、AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI)、または AWS SDK にアクセスしてください。詳細については、I4g インスタンスのページを参照してください。