投稿日: May 23, 2023
Amazon Relational Database Service (RDS) for PostgreSQL で、信頼できる新しいプロシージャ言語として Rust プログラミング言語がサポートされるようになりました。これにより、ハイパフォーマンスのユーザー定義関数を構築して PostgreSQL を拡張し、計算負荷の高いデータ処理を行うことができます。
Rust は C 言語のようなコンパイル言語の性能およびリソースの効率と、安全でないメモリの使用によるリスクを制限するメカニズムを併せ持っています。PostgreSQL の信頼できるプロシージャ言語である PL/Rust はメモリ安全性を提供するため、権限のないユーザーでも、メモリを破損するソフトウェアの欠陥によってデータベースがクラッシュするリスクを回避してデータベースでコードを実行できます。 デベロッパーは PL/Rust コードを Trusted Language Extensions for PostgreSQL としてパッケージ化して Amazon RDS で実行することもできます。
PL/Rust は、AWS GovCloud (米国) リージョンを含むすべての AWS リージョンにおいて、PostgreSQL 15.2 以降を実行している Amazon RDS の全データベースインスタンスで利用できます。
新しい Amazon RDS DB インスタンスは、AWS コンソールまたは AWS CLI から直接起動して使用を開始できます。PL/Rust の詳細については、AWS データベースブログおよび Amazon RDS ユーザーガイドをご覧ください。