投稿日: Jun 29, 2023
本日、Amazon EC2 メモリ最適化 R6a インスタンスタイプで、Amazon Elastic Block Store (EBS) のパフォーマンスが向上したことを発表いたします。
EC2 R6a インスタンスは、第 3 世代 AMD EPYC プロセッサを搭載し、専用ハードウェアと軽量ハイパーバイザーを組み合わせた AWS Nitro System 上に構築されています。Nitro システムの最新の機能強化により、R6a インスタンスタイプの最大 IOPS を 32xlarge インスタンスサイズで 60%、その他すべてのインスタンスサイズで 50% 増加させることができました。最大サイズの 48xlarge とメタルサイズの最大 IOPS は、以前の 160,000 から 240,000 に増加しました。さらに、32xlarge までのインスタンスサイズで、EBS 最適化帯域幅の最大値を 50% 増加させました。これらの改善により、large から 4xlarge のインスタンスサイズにおいて、10 Gbps と 40,000 IOPS のバーストパフォーマンスを実現できるようになりました。
このパフォーマンスの向上により、アプリケーションのパフォーマンスに影響を与えることなく、ワークフローの各セクションを高速化し、EBS 最適化インスタンスの需要が予期せず急増しても対処できます。ストレージ集中型のワークロードでは、比較的小さいインスタンスサイズを使用してもパフォーマンス要件を満たせるため、費用の節約につながります。
本日より、すべての新しい R6a インスタンスでは、このパフォーマンスの向上を追加費用なしで利用できます。既存のインスタンスの場合は、インスタンスを停止して起動するだけで、パフォーマンスを向上させることができます。この変更は、R6a が利用可能なすべての AWS リージョンでご利用いただけます。パフォーマンスの向上について詳しくは、EBS 最適化インスタンスのページをご覧ください。